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2006年7月7日金曜日

細かく書き過ぎて、思い出すのに時間がかかってました。。 

前回もお話した通り、新たなメンバーで日々練習に励んでたのですが、ある日突然、自分が作ったバンドやのに解雇通告を頂くというハメになってしまい。路頭に迷うことになりました。大袈裟な表現ですが、当時はそう思ってました。その頃のボクが思うには、新たに加入したもう一人のギターが「ギター2」ってのに納得出来なかったんだと思います。その彼は、体格良く、スポーツ万能、勉強も…ボクよりは出来てたかな?んで、女の子にもモテて…と、何もかもが上回ってるのに、何でお前がメインパートやねん!って感じだったのかな~と思います。 

それまでのボクなら、学生時代によくあるちっちゃな輪の中の強権ぶりに、はぁぁぅぅ。。と思いながらも諦めてたと思いますが、これだけは負けたくないと言う気持ちが初めて芽生えて、その瞬間から猛練習に励んで、いつか見返すぞっと誓いました。 

最初にバンドを組んだ時からの、最初の目標は卒業ライヴに出演するということだったので、それまでに新たなバンドを組んで同じステージで勝負しようと思いました。 

そんなボクが目障りだったのか、あの手この手で妨害に近い様なことを受けつつも、何とかメンバーに目処がついて、その時にベーシスト(当時はギター担当でした)のS氏と一緒になりました(彼とはその後、現在まで何だかんだ音楽を一緒にやってます)他のメンバーも、出来るだけ妨害に負けない「力」を持ったメンバーで固めました(笑) 

そして、卒業ライヴを迎えました。 

この日を迎えるまでは、相手のバンドの事を敵と思い、目の敵にしてましたが、何か卒業っていう響きの前に、なんてちっちゃい争いをしてるんやろな~と、ふと我に返ってしまい、勝負なんてどうでも良くなってましたが、舞台は既に用意されてるので、全力で演奏しました。ボクをクビにした彼は緊張のせいか、固まってしまって演奏がおぼつかない状態になってしまい、そのステージを終えました。ボクらは、練習通りの演奏が出来たかなと思います。今までボクが求めて来た「勝負」は決まりました。で、その彼は悔しさのあまりか、泣き崩れてしまいボクに謝ってきました。でも、もうその時のボクには恨みなど無く、逆にありがとうと感謝したいくらいだったのです。壁に立ち向かうなんてことをしたことの無かったボクが、ちっちゃいながらも、初めてその壁を打ち破った事は、その後の自信に繋がりました。音楽をやってオレは変わるぞっと意気込んで始めましたが、始めるだけでは何も変わらず、その中で経験を重ねる事が自分の糧になるんやなと初めて感じた、今読み返せばちょっと青春な日でした。。 



でも、その彼とは実は幼なじみで、よくボクが危ない時には助けてくれた親友でもあるのです。もちろん今も仲良くしてます。ほんの一時期は険悪になりましたが、今となっては良い思い出です。